今更、群論…
グラフィックやメディアアートの勉強を本気で初めて、はや三週間が経とうとしています。
最初は右も左もわからなかったShaderですが、Unityでの使い方やProcessingへの応用の記事などを見て実践して、GPUやCUDAの勉強などを独学でやってみて少しづつこんなものなのかと感覚をつかんできたところです。
グラフィックといえば、僕が一番武器にしやすいものはなんだろうと考えてみたところ落ちこぼれですが紛いなりにも数学を大学、大学院と専攻していたので、3D数学を一から勉強し直そうと最近、昔買った書籍を引っ張り出してきたところです。
とりあえず、今年中に以下の3冊は読み終わる計画でいます。
群論,これはおもしろい ―トランプで学ぶ群― (数学のかんどころ 16)
群論, これはおもしろい ―トランプで学ぶ群― (数学のかんどころ 16) | 飯高 茂, 中村 滋, 岡部 恒治, 桑田 孝泰 | 本 | Amazon.co.jp
線形代数講義 (ライブラリ数理・情報系の数学講義)
実例で学ぶゲーム3D数学
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9F%E4%BE%8B%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A03D%E6%95%B0%E5%AD%A6-Fletcher-Dunn/dp/4873113776/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1444395425&sr=1-2&keywords=3D%E6%95%B0%E5%AD%A6www.amazon.co.jp
難易度としてはどれも低そうなので、3冊と多いですが、合間の時間を見つけて読んでいこうとおもいます。
当初は、線形代数と3D数学の使い方だけでいいとも考えたのですが、やっぱりクオータニオンを根本から理解したいと思い、群論のど基礎から勉強し直そうと考えた次第です。
学生時代の代数
学生時代は、群論というか代数がめっぽう苦手で、学部3年の前期に群論初めて講義でやってから最初からちんぷんかんぷん、なぜこんな定義をするのかが分からず、定理の意味合いも全く分からず、兎に角単位を取るために前期は必至で定理を暗記した記憶しかなく。
ぎりぎり単位を取ったといったところでした。
単位を取ってからはきれいさっぱり忘れました。
今考えると原因は、線形代数の理解ができていなかったと思っていて、取りえず院試のテスト勉強で線形代数は固めましたが…
ま~それでも鼻くそ程度の理解でしょうが…
その後、環論の講義はなにを言っているのか何もわからず、二回目で挫折
院試は、代数を完全に捨て、解析と少しの微分幾何の知識で乗り切りました。
修士の研究でも、代数の定理を既知のものとして扱い証明しました。
(PDEでも、関数解析で代数の知識が必要)
ということで、代数からは、逃げるという数学専攻としてはカスな学生生活を送っていたのでした。
今更になっての群論
ただ3Dに関する線形代数は、学部の時2年のときに4年のゼミに交じって勉強していた時期があり、代数は必要なんだろうなと思いつつ逃げていました。
ちなみにそのとき読んでいた本はこれ
ゲームプログラミングのための3Dグラフィックス数学
ただ、最近Unityを触っていると久しぶりにクオータニオンという文字が…
Unityで久々に出会うとは…
ということで、一から3Dの数学を勉強したいという気持ちが5年ぶりぐらいに湧いてきて今更ながら群論からやり直しています。
とま~だらだらと日記を書いてみました。